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陰摩羅鬼の瑕

此処に在るということが生きているということなのですから・・・
 
いやぁ~また嵌っちゃいました
 
『真実は一つ!」なんて本気で信じてる方は是非お読み下さい。
 
真実は人の数だけあります。
事実は一つなのかもしれませんが・・・
 
 
 
京極夏彦著「陰摩羅鬼の瑕」
 
どうしてなんでしょう?
 
陰鬱になりそうな事件が解決した後の爽やかさ・・・
 
ほんと独特の読後感がこの人の小説にはありますよね。
 
って、京極堂シリーズしか読んでないので他の作品を知らないのですが・・・
 
 
あの、衝撃の夏・・・「姑獲鳥の夏」以降、俺にとってなくてはならないシリーズです。
 
ご一読を・・・
この名前・・・全く知りませんでした・・・
 
 
「裏切り者のユダ」「ユダ」「イエスを売った男」
 
と言われれば「あぁ、あの・・・」って分かるんですがね。
 
 
それでもキリスト教徒でもない俺にはそれ以上でも以下でもない「ユダ」
 
 
ハーバート・クロスニー著ナショナルジオグラフィック刊
「ユダの福音書を追え」
 
 
あの「ダヴィンチコード」以来、少々、キリスト教ってものに興味を持って色々と著書をセレクトして読んではいるんですが、それでも「聖書」を読むわけでもなく・・・
 
 
この本、歴史的に葬り去られたと思われていた「ユダの福音書」が発見され、数奇な運命を辿ってようやく解読されるにいたった・・・(おそらく進行形・・・)過程が書かれています。
 
 
2000年前の真実・・・ほんのちょっと前のことなんですよね・・・実は・・・
ようやく・・・ようやく上下巻読み終えました・・・
 
 
映画も上映開始されたとか・・・
 
この本、良いです!
 
是非、娘と息子に贈りたい一冊です。
 
小学生になって5年生くらいになったら読んで欲しいですね。
 
 
俺も子供の頃に出会いたかった・・・
 
そんな一冊です。
 
 
 
ワールドカップも後は3位決定戦と決勝を残すのみとなりました。
我が家では息子が夜中も規則的に泣いてお腹が空いたことを報せてくれます。
 
嫁さんが乳腺炎なるものにかかり、高熱を出し寝込んだ時はどうなることかと思いましたが
それもどうやら峠を越したみたいです。
 
我が家の2件隣の部屋が泥棒にあったらしい・・・夜中に入られたらしい・・・
 
我が家も気をつけなければ・・・怖いですね・・・

塗仏の宴

昨夜のWCの無念をひきづりつつ・・・
 
 
京極夏彦著「塗仏の宴」~宴の支度~宴の始末~
 
いやいや、複雑怪奇な事件を解体していく京極堂・・・
 
 
この話は終戦後、数年経った頃の時代設定なのですが・・・
 
はたして・・・まさに現代に通じる・・・というかまさに現代の話ではないのか?
 
 
妖怪・・・異人・・・職人・・・技術者・・・記憶・・・家族・・・
 
 
 
 
昨夜の試合のことは昼間はできるだけ考えないようにしていたのですが
帰りの途中で色々と考えるとやはり・・・悔しい・・・
 
あのシーンが・・・あの局面で・・・どうして・・・こうしていれば・・・
 
だって、俺、前半終わった時点でFWの交代をこのブログで控えめに提案していたのに・・・
 
あと1点獲れていれば・・・
 
 
しかし、今更詮無いこと・・・
 
 
こうなったら、クロアチアに勝って、ブラジルに勝って・・・決勝に進むしかありませんな・・・
 
もちろん、ブラジルは日本戦前に勝ち点6を挙げておいてもらわなきゃ・・・
 
最近、中々更新できないのはPCを見るのが辛くなるくらい
目が疲れているからなのです・・・
 
って訳で目に良いって言われるサプリを摂ったりしております。
中々良い感じです。
 
 
で、表題の言葉・・・
 
横山秀夫著『半落ち』です。
 
 
映画にもなりましたが観ていません・・・
テレビで放映されたのは録画してあるのですがまだ観てません・・・
 
 
原作読むとぐぐっと引き込まれていきますね。
 
図らずも今封切られている「明日の記憶」もアルツハイマーという過酷な病気が
出て来るんですが、(是非、以前書いたレビュー探して読んで見てください)
『半落ち』もアルツハイマーが出てきます。
 
毎回そうなんですが、横山さんの本は読後が非常に爽やかです。
どんなドロドロ、じめじめした人間の腐った部分を見せられても・・・
 
 
だから読んでいけるんだと改めて思いました。

絡新婦の理

またまた、京極夏彦です。
 
『絡新婦の理』(じょろうぐものことわり)
 
 
京極堂シリーズ5作目なのです。
 
実は、この前に宮部みゆき著『ブレイブ・ストーリー』上巻を読んだばかりだったのですが、
下巻を求めて図書館へ行ったところ見事に貸し出し中だったのです。
 
仕方なく、というか、別の本を持ってカウンターへ行くと予約していた『絡新婦の理』が
届けられていたって訳です。
 
京極さんの本ってすっごい分厚いし、気楽に読むって訳にはいかないじゃないですか?
って勝手に思っている訳なんだけど、予約していたものは仕方ないかと・・・
 
 
読み始めると・・・止まらない・・・すっげぇ~面白い!
 
この人ってダ・ヴィンチ・コードみたいな話をもっと具体的に書けるんじゃないだろうかって・・・
 
本気でそう思ってしまう。
 
 
京極堂が解く、キリストの謎・・・すっげぇ~ワクワクする!
 
書いてくれないかなぁ~

ボケボケ・・・

完璧に休みボケ・・・
頭と体が仕事モードになりません・・・
 
こんな時は読書でも・・・と思うのですが今朝の電車内で読みきってしまった
 
 
なんだかちょっぴり寂しくなってしまっているのです。
 
この主人公達ともう会えないのかという寂しさ・・・コリョ達の寂しさ・・・
 
ボケとあいまって心が虚ろに・・・
 
 
娘と遊んでいる時が一番・・・あぁ~イカン!本当に惚けてきた・・・
私という運命について・・・考えてみました・・・
 
小さい頃の記憶を辿って、どの程度昔のことを覚えているのか・・・
 
そして今の自分を形づくっているデキゴトを思い起こそうと・・・
 
中々、集中できなくて・・・それに思い出せないもんなんですね・・・
 
結局、小学生の途中までで思考が止まってしまって重要なファクターを思い返すことはできませんでしたが。。。
 
 
もしかしたらもっと大人になった時にデキゴトが起こっているのかも・・・なんてことを考えたりと・・・
 
 
白石一文さんの本を読むといつも自分の人生、生き方、生きがい、幸福・・・色んな想念が駆け巡ります。
 
それでもやはりスピリチュアルなことが起こっている訳ではなく(起ころうと起こるまいと・・・というか気付くか気付かないかと言ってもいいのかな・・・)人は生きているだけで奇跡なのかもしれないですね。
 
よく意味が解らないですね(笑)
 
 
 
 
 
 
ただ生きているだけで奇跡ならば人生ってすっごい愛しいものではないですか・・・

半島を出よ-上

待ちに待った本を読んでいます。
 
村上龍著『半島を出よ』です。
 
まだ上巻を読んだとこですが・・・
 
面白いです!
というより身につまされることが多くて・・・不安になることも・・・
 
この国が一体どこへ向かおうとしているのか・・・
 
俺たちが考えなきゃいけないこと・・・
 
自分のこと・・・
 
家族のこと・・・
 
 
あの『バトル・ロワイヤル』を読んだ時の衝撃・・・が甦ってきました・・・
 
 
 
ホークス応援団の反応は少なからず俺たちの反応であったと・・・
思わずにはいられません・・・
 
 
下巻がどうなっていくのか・・・楽しみです。
 
 
 
 
で、今は白石一文著『私という運命について』を読んでいるのです・・・
やはり白石さんの本は・・・良い!

顔・・・

横山秀夫著『顔』
 
ドラマもどういう訳か見ていたのですが・・・
 
結局、最後までオダギリジョーはでてきませんでした・・・
 
 
でも、やっぱ横山秀夫作品はいいです。
 
 
組織の中で生きていくということがどういうことか・・・
考えちゃいますね・・・
 
 
今、読み始めたのが楽しみにしていた『半島を出よ』です!
読み始めなのに影響を受けたのかヘビーな夢みてしまい既にはまってしまっています。
 
今の社会がいかに不安定な中にあるのか・・・
前に読んだ「下山事件」にも通じるもの・・・
 
誰かが護ってくれている?
 
とにかく色々なキーワードが浮かんでは絡まってきてがんじがらめになりそうです・・・