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最近、読んだ本の紹介もしなくなって久しいのですが
本を読まなくなった訳ではありません。
 
読んでいます。
 
古本屋さんに行っては105円程度で本を購入し読みふけって
います。電車の中で。
 
最近の傾向としては
松本清張、藤沢周平、荻原浩なんかにはまったりしています。
そんな中で手にした瀬名秀明「8月の博物館」
 
面白かったですね。
まだまだ、読まず嫌いな本が世の中にはあふれているんだと
痛感しました。
 
 
突然ですが、
栗本薫さんのご冥福をお祈りします。
しかもなんでこの時期に。。。
 
言わずと知れた「グイン・サーガ」は俺の愛読書。
すでに128巻が書店に並んでおりますが、後何巻用意されているんでしょうか。
 
俺は現在、124巻まで読んでいます。
残りは図書館に予約中です。(買えよ!)
愛読書とは言いながら一冊も持っていません。
学生時代に友達の部屋にあったのをかりて読み始めたのがきっかけ。
その当時で確か20数巻だったのでは?(良く覚えていません、なんせ20年以上前)
 
それから社会人となり、6年くらいのブランクの後に図書館で「グイン」を発見。
再度、1巻から読み進め、現在に至る。です。
 
その間、引越しを何度もしているので図書館も様々でした。
思い浮かべると、色んな時代を過ごしてきたんだなと・・・
 
ここまで長く人をひきつける物語を書いてこられた栗本さまに
本当にお疲れ様でしたと。
でも、最後まで書けなくて残念だったろうなぁ。。。

松井今朝子さん

ほんと久々に本の話題です。
 
といってもいままで読んでなかったという訳ではなくて
単に書くのがメンドウだっただけなんですが・・・
 
 
松井今朝子さんの本、初めて読みました。
江戸モノといえばこれまで宮部みゆき、京極夏彦、藤沢周平、浅田次郎等々・・・(あんまり突っ込まないでくださいね)
 
やはり幕末頃を描いた作品に触れてきたのですが、松井さんのこの一冊も
世界に引き込まれますね。
 
『幕末あどれさん』
 
あどれさんってのがフランス語で若者、青年って意味らしいのですが。
どういう二人なのか・・・
 
まぁ、決して二人だけの物語ではないんですけどね。
読後はこの世界にもっと浸っていたいっていう何ともすっきりしないような、それでいて
泣き出したくなるような・・・時代に翻弄され、運命が動いていく・・・
 
そういう時代の物語なんですね。

気づけば・・・

なんとなんと・・・
 
前回の更新からひと月経っているではありませんか(^^;
あの時、もっとまめに更新するって心に決めていたのにf(^^;
 
とっても忙しいひと月であったのですね。
それはそれでお仕事が充実していたのですがこうやって書いてるってことは
今、非常に時間を持て余し気味・・・(冷や汗かきそうです)
 
来月が怖い・・・
 
 
 
さて、このひと月の間に結構な量の本を読みました(忙しかったのになんで?)
藤沢周平のを4冊?程、栗本薫の「グイン・サーガ」を2冊、そして今はまっているのが
 
高橋克彦の『竜の柩』シリーズです。(古い本なんですね(^^;全く知らなかった)
ちょうど俺が大学生になった頃に始まったシリーズみたいですね。
 
これまで高橋克彦といえば最初に読んだのが「時宗」
これでこの方のファンになっちゃいました。
その後、読む本も時代物ばかりでしたが、今回初めて手に取ったこの本・・・『竜の柩』
 
現代物?
ある意味「ダ・ヴィンチコード」を超えてません?
っていうかコードの方が後出しですよね・・・
 
人によっては突拍子もない「ムー」読者ウケする内容ということで一笑に付す方も多いのかも。
高橋さんってこれってどういう意図で書かれたんでしょうか?
直接聞いてみたい・・・
 
この手の物語って突飛過ぎてついていけなかったりするじゃないですか?
そういう物語をあの高橋さんが書いていた(俺の読んだ本のどちらが先に書かれたものかは知らないけど)
ってとこにものすごく惹かれます。
 
神話の世界を読み解く、イメージする・・・
 
むっちゃハマッテマス、このシリーズ『竜の柩』

浦沢直樹

ちょっと前になるけど、某国営放送NHKのプロフェッショナルに浦沢直樹さんが出演してましたね。
 
正直、浦沢さんの動いている姿をみるのは初めてでしたのですっごい興味を持って見てました。
 
浦沢直樹といえば、「NASA」「パイナップルアーミー」「マスターキートン」「YAWARA」「HAPPY」・・・
 
そして、「モンスター」「20世紀少年」「プルートゥ」ですよね!って全部有名なため上げても仕方が無いって感じですけど^^;
 
そんなヒットメーカーでありながらどこまでも手を抜かない、抜けないっていう姿勢や表現したいことを表現させてもらえないっていう「苦悩」を抱えておられたんですね。
 
「20世紀少年」の突然の終了の時もファンの間では「裏切られた」とかいう声も上がったとか・・・
 
俺は「うらぎられた」とは思わなかったけど「何故?」っていう疑問はあったのです。
けど、ちゃんと続編は「書く」って告知してあったんでそれを楽しみにしていたんです。
 
なぜ、書かなくなったのか?
なんと、肩を脱臼してたのだと!
 
マンガを描き続けることで体に無理な歪みが生じて結果体がこれ以上描くのは無理だと・・・悲鳴をあげてたんですね・・・
 
驚きました。
まさかそんなになるまで描いてたってことに。
 
ストーリー、絵・・・とにかく妥協は許さない・・・
「自分が面白いって思ったものは絶対面白い!」って言い切ってました。
 
目標は「手塚治虫」だとも・・・
 
これからも応援していきたい大好きな人の一人です。

忍びという生き方

本題とは全く関係ありませんが、今、伊万里の実家から
俺の母親が遊びにきております。
 
もちろん、娘に会いたくて・・・以前から行こうかな行こうかなと言ってはいたのですが、ようやくやってきました。
 
娘のはしゃぎようはすごいです。
とにかく寝るのも惜しんで遊んでおりますです。
 
昨日は到着翌日だったのですが、名古屋城と熱田神宮へお出かけしてまいりました。
 
あいにくの雨だったのですが、熱田の宮きしめんは予想外にうまかった!
 
さて、こちらは名古屋城とも関係の深い?
 
池波正太郎著『忍びの旗』 
 
初めて池波正太郎さんの本を読みました。
 
司馬遼太郎さんの「梟の城」にも通じるような面白い話です。
 
忍びとして生きるというより、一人の男の生き方・・・
 
かくありたいものです・・・
 
 こんな気持ちを自分が持つことになるとは・・・夢にも思いませんでした。
全身の力が抜け、起ち上がることすら困難に感じた瞬間・・・
頭の芯が、熱くて思考できない・・・
 
そんな体験を昨日しました。
多くは語りませんが、一晩寝て少し回復している自分がいるのでOKでしょう・・・
 
娘にも癒されましたし(^^)
 
 
今回紹介する本の内容とは全く別物ですので・・・
 
さて、宮部みゆき著『日暮らし』上下巻です。
 
上巻を読んだ後になぜか宮部みゆき著『幻色江戸ごよみ』を読んでいます。
間をはさんで下巻を読みました・・・
 
「日暮らし」はあの井筒平四郎です。
以前紹介した、「ぼんくら」の平四郎です。
 
それと知らずに読み始めたのだけど面白いですね。
 
宮部さんの江戸物ってものすごく古き良き時代を喚起させません?
 
「幻色江戸ごよみ」なんか泣き所満載です。
 
あぁ、っと先日娘と行った動物園の話もしたいなぁ~っと・・・
 

豹頭王・・・

9月現在、何巻目が出ているかは知りませんが・・・
 
グインサーガ107巻目です。
 
 
もう何巻で完結するかなんて判りません・・・って感じです。
 
100巻で終了すると言われてきた物語が107巻目で全く先が見えなくなってきました。
 
「七人の魔道師」につながっていく要素なんかトウの昔にクリアしちゃってるような・・・
(栗本さんの中ではつながってるらしいのですが・・・)
だって、グインがものすごく成長(?)しちゃってるでしょう・・・
 
 
とにもかくにも、物語は終わっても登場人物達の人生は続いていく・・・ってのがよっく理解できる(?)物語なのです。
いやいや、毎度のことながら俺はこの人の小説を悉く好きになってしまったようなのです。
 
京極堂シリーズにこんな痛快な物語が収まっていようとは・・・
 
俺の大好きな(恐らく皆さんが大好きだと思いますが)榎木津が面目躍如の大活躍、大破壊、大混乱を引き起こします!
 
 
何しろ京極堂が肩を震わせ笑うシーンが収まっているから見物です。
 
 
この本の語りは初登場でありながら最後の最後まで名前が解らないってのもミソなんですね。
あぁ~面白かった!

多々良先生行状記

最近、この人の本ばかり読んでますね。
 
 
本編にも何気に登場した多々良先生の冒険活劇?
というかお笑い珍道中みたいなものですか・・・
 
やはり妖怪がそこかしこに出てまいります。。。
 
何と嬉しいことに京極堂も友情出演してくれているという!?
愉しい一冊でした。
 
 
 すっかり忘れていたのだけど、何も京極さんの本ばかり読んでいる訳ではありません。
 
山田風太郎著 『伊賀忍法帖』
 
奇想天外、摩訶不思議・・・
そんな言葉がこれほどぴったりな人ってそうはいないでしょうね。
 
「ありえない・・・」ものでも風太郎マジックにかかってしまうと
ドキドキワクワク・・・
 
常識を一変させてくれます(笑)

妖怪・・・

遠野を旅した時に知らず知らずの内に、河童やおしらさま、山男etc…….
に魅かれていった記憶が蘇ってきます。
 
 
妖怪とは?
 
説明不可能な事象、体験・・・そういったもの全て「妖怪」と呼ばれていたのでしょう・・・
 
とはいえ、河童のミイラだったり、鬼のミイラだったり・・・(河童のミイラは俺のフォトライブラリーの中に収蔵されてるので観た事無い方はご覧下さい)
 
妙なモノは世の中にはあるもので・・・
 
 
 
京極夏彦著『百鬼夜行-陰』
 
これまでの京極堂シリーズの外伝です。
京極道は出てきません。
 
それぞれのシリーズに登場している人物がいかに憑かれていったのか・・・
 
憑かれるとは・・・
 
面白い一冊です。
 
 
俺としては、京極堂の内面を語った小説を読んでみたい・・・
でも、そうなると事件なんか起きないのかな・・・