何かネェ~過去を振り返ってみるってのもなかなか楽しい作業だねぇ~
10年以上前の記録だからかねぇ~
でも、あんまり成長してないねぇ。
思えば、ガキの頃からどれだけ成長してんだろぉって本気で思うよ。気持ちはほとんど変わらずに年食ってるだけじゃん・・・(経験値だけがグングン伸びていってるのです)
時々、大人って人に出会いますが・・・その人も同じような心を持っているのかネェ~なんて失礼なことを考えてしまうのは。。。あんまし、よくないですね・・・
1964/7/31 sun
今朝は気が重い。いきなり、一斉スタートのヒルクライムがあるのだ。スタート間近になると本当に気が滅入ってきた。
いよいよ、スタートだ。30台づつの一斉スタートで俺は一番外側だった。
「スタート!」
バウーーーーーン、一気に頂上を目指して突っ走った。途中で失速しないように気をつけてどうにか登りきった。すぐに左に折れて下り、そして登りだ。リエゾンだというのに必死だ。
山の裏に回り、昨年苦労したダウンヒルにたどり着く。
覚悟を決め、飛び込む。
「しまった!」スピードコントロールが効かない。
ブレーキ!リアがすべる。コケルと思った瞬間、立て直しに成功。
危ないとこは、押し、すぐに乗り込む。
次々とクリアしてあまりロスすることなく下ることができた。
今日の最初の2つのSSは昨日と同じだ。
最初のSSでは、やはり何台かに抜かれていった。それはいい、問題は次だ。
リエゾン最後の売店で水とポカリスウェットと塩を補給。おにぎり二個をほおばり、河原へ向かう。
いよいよ河原だ。今日は負けないぞと言い聞かせ、SSスタート。
調子は良い。ガンガン走れる。他のライダーを抜くことはあっても抜かれることはない。
最初の橋の下で休む。水分と塩を補給、5分程でスタート。
○藤が川の真ん中で休んでいる。一声掛け走り去る。
本当に調子が良い。すぐにCP(チェックポイント)がきた。
昨日はあんなに苦労して通過したのに。水を補給。頭にも水をかぶり、スタート。
次の橋の下でさらに休憩。塩をなめ、水を摂る。そこにいた二人のライダーにも塩を分け与える。
そしてスタート。
ゴールまで後、500m。そこで、トラブった。
コケタはずみで、アクセルが回らなくなってしまった。俺はマシントラブルに弱い・・・
20分程、ぼぉ~として、その後単車を押そうとするが動かない。
休憩・・・
押すしかない!こんなところに単車を残せる訳がない!
タイムアウトまでは後、2時間ある。押そう!
このSSだけはクリアしよう!そう決めて、単車を押す。
押すがちっとも進まない。小一時間程、格闘してやっとその場所を抜け出す。
その後も、地道な作業・・・タイヤの前にある石を取り除いては進み、進んでは取り除く・・・
タイムアウト直前に何とかSSをゴールできた。
嬉しかった!諦めなかった自分自身が嬉しかった。カムロにきて良かったと思った。
これで、俺のカムロは終わった。来年、俺はカムロに参加するのだろうか?それは、来年にならないとわからないが、まだ、燃焼していないのは確かである。
というわけで、「カムロ」編が終わりました。自分でタイプしてて、当時の感情を思い出したり、「こんなこと感じてたんだぁ」と他人事みたいに感じたり・・・
翌年のカムロには参加しませんでした。
翌年の1月17日。阪神淡路大震災。俺も揺れを体験し、壊れた街、再生しようとしている街を自分の目で見ました。そんな年。。。
実は、ロシアを走る計画を進行中だったのです。というか、走ってきました。これを見ている人の中に当時、一緒に走った人がいてくれたら嬉しいです。
この話はまた、別の機会に。。。
すごい!手に汗握る展開でした~。臨場感伝わってきます。〇藤さん いい人ですね! ロシアでも走られたんですか?こうゆうのを お子さんに 聞かせてあげる時が はやく来るといいですね。写真の「避暑地」かわいい!!!
>文奴♪さんおっしゃる通り!子供に聞かせてあげたいのです。親の自慢話になるかも知れないけれど。。。そこから何かを感じとって、生きていってもらいたい。。。